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ソークト・イン・ブリーチ ~カート・コバーン死の疑惑~

上映スケジュール

2022/1/10(月)〜1/23(日)

[1/10〜16]14:20〜15:50
[1/17〜21]19:00〜20:30
[1/22・23]16:40〜18:10
 

料金

1400円

INTRODUCTION

不可解過ぎる死から21年―。次々と明らかになる衝撃の真相。

1994年4月8日。世界に衝撃が走った。ニルヴァーナのフロントマン、カート・コバーンの死体がシアトルの自宅で発見されたからだ。死因は自殺。91年発表のアルバム『ネヴァーマインド』が全世界的に大ヒット、90年代グランジ/オルタナティヴ・ブームの火付け役は、X世代の代弁者に祭り上げられた。が、カート自身は、その立ち位置に違和感を覚え、プレッシャーを感じていることを隠さなかった。だから多くのファンは、深い哀しみの中にあっても、どこかで彼の自死を受け入れていた。
しかし、カートの自殺に疑問を持つ人物が現れた。カートの死の数日前、妻コートニー・ラヴに雇われた私立探偵トム・グラントである。元LA保安官であるトムは、当時のコートニーの状況や言動、死体発見現場の様子、地元警察の対応に不審を抱き、仮説を立てた。“カートはコートニーによって殺された”と。以来20年にわたり綿密な捜査を実施、その仮説を証明するに至る。
捜査資料、関係者への取材、証拠音声、再現ドラマを駆使して他殺説を裏付けていく本作『ソークト・イン・ブリーチ』は、ショッキングなドキュメンタリー・ドラマである。次々と明らかになる新事実、そして事件の真相は……この映画を観た者だけが知ることになるだろう。
 

STORY

「この事件は私の人生を永遠に変えてしまった。カート・コバーンの名は、毎日300〜400回、私の頭をよぎります」(トム・グラント)

1994年4月3日(日)、私立探偵トム・グラントに1本の電話がかかってくる。電話の主はコートニー・ラヴ。行方不明の夫=カート・コバーンを探して欲しいというのだ。ロサンゼルスのホテルに滞在中のコートニーを訪ねて話をするが、どの話も筋が通らないと感じたトムは、「怪しいからすべて記録しておこう」とアシスタントに告げる。翌日、再度コートニーと面会したトムは、彼女自身の口から、カートが離婚したがっていることを明かされる。しかも彼女は、そんな悲劇的な状況を利用して、自分のバンド(ホール)の新作を宣伝するための策をためらいなく語った。6日(水)、カートの自宅があるシアトルに向かったトムは、カートの親友ディラン・カールソンに協力を頼み共に捜索することに。7日(木)、自殺の可能性があるからと、カートが寝室に隠しているショットガンを取り上げるべくトムとディランが自宅を訪れるが、カートの姿もショットガンもみつけられない。そして8日(金)、防犯ライトの設置のため自宅にやって来た電気技師によってカートの遺体が発見される。トムとディランは、手がかりを求めてシアトル郊外にある夫妻の山小屋に向かう途中で、この報せを聞いた――。
物語前半は、トムがコートニーに雇われてからカートの遺体が発見されるまでの一連の流れを、トムが保管していた実際の録音音声を交えながら追う。後半では、警察が出した性急な判断、カートが摂取していたヘロインの量、薬きょうが落ちていた位置、不自然な遺書、ローマでのカート自殺未遂(94年3月4日)の真相、夫妻の弁護士が明かす新事実など、専門家たちの証言を得つつ様々な角度から細部を検証することによって他殺説の裏付けをしていく。


2015年/アメリカ/89分
監督・製作・脚本:ベンジャミン・スタットラー
出演:
【ドキュメンタリーパート】トム・グラント、カート・コバーン、コートニー・ラヴ、アーロン・バークハード(初代ドラマー)
【ドラマパート】ダニエル・ローバック、サラ・スコット、オーガスト・エマーソン

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